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2004年 04月 25日
PTSDについて思うこと
少し前 『サイコドクター』 というドラマ番組がテレビで放映されていた。このドラマの主人公は精神科医であり、もちろん心を病んでいる人々を相手に仕事をする。が、同時に この主人公自身もまたその心の深層にトラウマを抱え、ストーリーの展開とともにそれが明らかになっていく。つまり 彼自身もまた「サイコ」な要素を持っている。 このドラマは最近のテレビドラマ, 映画, etcにおいて人気を獲得している、トラウマ語りの典型である。物語の中で、トラウマはその人物の生に確実な不利益をもたらしながら、しかし一方でその人物の魅力の大きな要素ともなっている。椎名林檎が売れたのもこういう風潮と無関係ではなかろう。 "PTSD"も"トラウマ"などと同じように、純粋に医学的な言葉ではなくなっていくかも知れない。最初のうちは、正常であることを個人に強いすぎた社会に対する静かで、こぢんまりとした反逆を正当化する方便として"PTSD"が使われる。そして時が経つとともに、PTSDドラマ、PTSD映画が作られ、PTSDは精神的なファッションステートメントになるだろう。もっとも、そのころまでには、精神科医たちがまた新しい言葉を用意しているにちがいない。 猫ほどに孤独を好まず、犬ほどに連帯を好まない人間にとって、正常であることに対する思いには葛藤が交差する。
by Leoneed_of_Podol
| 2004-04-25 18:46
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