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2004年 07月 28日
情けは人のためならず
「情けは人のためならず」はもともとから2通りの解釈が可能であった。時代の移り変わりとともに主たる解釈が変わるのは誤用ではない。 「的を得た指摘」は「的を射た指摘」を聞き間違えたもの。これは誤用だ。ただ、こういうことをどこまでこだわるのか、それそのものも問題だ。例えば、「一生懸命」は「一所懸命」を聞き間違えたものだ。「一生」に「命」を「懸ける」のはかなり変だが、広まってしまえば仕方のないことだ。 「気のおけない」はそもそも最初から変な表現だ。「おけない」は「おける」の否定、つまり、「おく」+可能の否定なのだから、「相手に対して気配りや遠慮をしなくてよい」という解釈はそれそのものが誤用の産物であった可能性が高い。 どこまでもこだわれば、例えば、客に向かっての「ここでお待ちください」も間違いだ。動詞に前置される「お」は「お参りする」「お慕いする」「お世話する」などのように謙譲表現なのだから、厳密には、尊敬表現には使えない。むしろ「ここで待ちたまえ」のほうが本来はずっと強い尊敬の意を持っているのだが、現在ではこれを上司が部下に使うことがある。
by Leoneed_of_Podol
| 2004-07-28 11:44
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