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2005年 04月 24日
失敗の原因当時、軍事力はある程度の充実を見たが、その軍事力をきちんとした軍隊に練り挙げることに、日本は失敗した。5.15事件や2.26事件はまさにその失敗を端的に示すものだ。 武士は政治的な思惑を抱いて行動することがあるが、軍隊の理想は政治的な思惑がないことだ。政権は時々交代するが、軍隊がその度に交代することはできない。 日本はきちんとした軍隊を作ることができなかったが、その問題の根底には、日本軍人の道徳の不備というよりもむしろ、最初から大日本帝国システムに重大な欠陥 ― 内閣府から独立していた元帥府 ― があったことにある。 システムの頂点に天皇があり、その直下に内閣府が置かれていた。つまり、天皇がたった一人で軍人に対するシステムだった。皇居は密室であり、軍人は天皇を脅迫することが可能だった。 失敗の原因の構造実は、この制度、1万石の朝廷に対し、500万石の幕府、という江戸時代の構造をそのまま引き摺っていた。戦後ちょっとたってから、海の向こうのアメリカでは、マッカーサー司令官とトルーマン大統領の意見が対立し、マッカーサーはあっという間に解任された。当時の日本人にとって、これは大きな驚きにつながった ― 文民統制の真髄をそこに見たのである。
by Leoneed_of_Podol
| 2005-04-24 08:48
| 政治
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