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2005年 04月 16日
明治維新の影響明治維新は4つの旧大階級区分のぶち壊しにつながった。もともと命のやり取りにほとんど縁のなかった農民や町民を武士のように徴兵した。明治体制はほぼ全階級を戦士階級化することを目指した。将軍を頂点とし、藩主、藩士...と下に続くサムライシステムを明治政府は踏襲し、将軍の代わりに天皇を頂点に据えた。近代の皮を被った武家社会システムは日本人のほぼ全員を取り込んだため、農民が主として持っていたムラシステムは崩壊するしかなかった。 太平洋戦争の影響太平洋戦争があった。日本は負けた。 サムライシステムの外殻は消えたが、その臓物がイエとクニの間を生めた。半透明のセケンの登場だ。そして、このセケンこそが、日本のローカルなオオヤケとなった。ちょっと前まで、国会議員の不祥事が生じるたびに繰り返されていた秘書や運転手の自殺こそが、日本におけるオオヤケとなった。サムライシステムの匂いがするだろう? 欧米的なパブリックがセケンを浄化するのは難しかった。そもそも、パブリックが育つことすら不可能に近かった。セケンを支え続ける終身雇用があったからだ。従業員と会社との縦のつながりが強すぎ、異なる会社の従業員間に横のつながりは生じにくかった。労働組合は会社別であり、業種の複数の会社の従業員をつなぐものにはならなかった。 終身雇用の崩壊に私は期待を寄せている。そこにセケンが浄化される希望があるからだ。
by Leoneed_of_Podol
| 2005-04-16 00:02
| 政治
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